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今月の特集

【だいぶ、インドネシア

外国人雇用の次の主役 6カ月で日本語習得

インドネシア人が 地域の人手不足を変えていく

 

■ベトナム市場は「刈り取られた」

前項で触れたように、日本の在留ベトナム人は27%増。それでも現場では「すでに刈り取られた」との声が聞こえる。飲食店・製造業・建設現場・介護職といった、いわゆる人手不足が顕著な現場でベトナム人は定着し、大手メディアでの報道量も多い。その多さは需要の大きさの証左で、裏を返せば供給が成熟・飽和に向かっていることでもある。

インドネシア人がまだ大手メディアでフィーチャーされないのは、受け入れ現場が主に中小・小規模事業者で、その声が拾われにくいためと見られる。報道の波が来る頃、現場はすでに「すっかりインドネシア」になっている公算が大。

広島市のような地方都市でもあるバス会社で今春、インドネシア人のドライバー研修がスタート。広くエッセンシャルワーカーへの職域拡大も予想される。

また、成熟市場となるのは当該国の経済発展とともに、中国資金投入の側面も忘れてはならない。

 

■6カ月で日本語N4習得 休日は電車に乗って買い物に

(有)榮成興産(南区比治山本町一三-二四)が運営するグループホーム「ボヌール川内(安佐南区川内三-五-四〇)」は、障害者の日中サービス支援型施設。今年4月に2人のインドネシア人女性スタッフが加わった。20歳と22歳という若さで来日。それぞれ4・6カ月という短期間で日本語(N4レベル)を習得、本人たちはさらりと答えてくれた。

現在の業務は入浴・排泄介助、食事準備、掃除・洗濯など一般スタッフと同様。日本語で戸惑う場面もあるが、同社板垣多一社長をはじめ現場スタッフの評判は上々。「明るく真面目で利用者とも仲良くなっている」との声が聞かれた。

休日には電車でショッピングモールへ出かけ、生活も広がっている。「インドネシアの国技・バドミントンをみんなで一緒に楽しみたい。これからも仕事を続けていきたい」と2人は口をそろえた。

定番の質問にも快く答えてくれた。来日前に見ていたアニメは、「NARUTO」「ドラゴンボール」「呪術廻戦」。

音楽は「BABYMETAL」を良く聴いていたと言い、「ほかにも聴いていたんですが、ちょっと忘れちゃいました」と笑う。

日本での好きな食べ物は、「うどん」「焼き鳥」「牛丼」。イスラム教徒のため豚肉とアルコールは口にしないが、食の相性は問題なさそう。

母国に残した家族のことは気がかりで、体調を崩した時には心配が募るという。ただ、こまめに連絡を取り合っており、距離を感じさせない関係が続いている。礼拝は、休憩・空き時間に休憩室を借りて…程度で行なっている。事業者側の負担も大きくない。

続きは誌面で